font-style

文字を、通常体・イタリック体・斜体のどれで表示するか選ぶプロパティ。同じ英語の文章で、字形と傾きの違いを比べます。

CSSのfont-styleとは?

文字を通常体・イタリック体・斜体へ切り替える違いをライブプレビューで比べながら、normal・italic・obliqueと角度指定を初学者向けに解説します。

遊んでみよう

LIVE PREVIEW
同じ書体で通常体・イタリック体・斜体を比較
EDITORIAL NOTEDesign with intention.The quick brown fox jumps over the lazy dog.
normal:傾いていない通常体を表示します
CSS
.element font-style: normal;

値のパターン

font-styleの構成要素

01normal

通常体を選ぶ

初期値です。font-familyの中でnormalに分類された、傾いていないフォントフェイスを選びます。

02italic

イタリック体の字形を選ぶ

書体に用意されたitalicフェイスを優先します。利用できなければobliqueや人工的に傾けた字形で代用されます。

03oblique <angle>

斜体と傾きの角度を指定する

obliqueは斜体フェイスを選び、任意の角度も加えられます。角度を省略すると14degとして扱われます。

早見表

初期値はnormalです。italicは専用にデザインされた字形、obliqueは傾いた字形を選ぶ値で、見え方は利用中のフォントによって変わります。

01normal通常体のフォントフェイスを選ぶ初期値
02italicイタリック体のフォントフェイスを選ぶ専用字形
03oblique斜体のフォントフェイスを選ぶ既定は14deg
04oblique 20deg斜体の傾き角度を指定する-90〜90deg
05inherit親要素の指定値を受け継ぐグローバル
06initial初期値のnormalへ戻すグローバル

よくある使い方

01

書名や作品名をイタリック体で示す

cite要素で意味を示したうえでitalicを指定し、本文と見た目を分けます。意味付けはCSSだけに任せません。

cite { font-style: italic; }
02

短い補足ラベルへ傾きを付ける

短い英語の補足へobliqueを使い、通常の本文と視覚的な差を付けられます。

.note-label { font-style: oblique; }
03

親から受け継いだ斜体を戻す

斜体の中にあるコードや固有名詞だけをnormalへ戻し、文字の読み分けを保ちます。

em code { font-style: normal; }

ポイント

italicとobliqueは、フォントによって同じように見えることがある。

font-styleの初期値はnormalで、すべての要素とテキスト、::first-letter・::first-lineに適用でき、子要素へ継承されます。italicは専用に設計された字形、obliqueは斜めの字形を選びますが、該当フェイスがないとブラウザーが別のスタイルを選んだり人工的に傾けたりするため、見た目が近くなることがあります。長い文章の斜体は読みにくくなる場合があるため、短い範囲に留めます。強調の意味が必要な内容は、見た目だけでなくemなど適切なHTML要素も使います。